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子育ち論9

前回のブログでは、正しい日本語に触れる一番身近な方法として、絵本の読み聞かせをおススメさせてもらいましたが、

絵本の読み聞かせも、ちょっと意識するだけでさらに子どもたちの想像力や考える力を引き出すポイントがあるんです。

ハードカバーの絵本には、表紙の次のページ(見返し)と裏表紙の前のページ(見返し)に何も描いていない色だけのページ、

もしくはちょっとだけ絵が描いてあるページがありますよね。

以外ととばしてしまうことも多いかと思いますが、実はそこにもちゃんと意味があるんですよ。わかりますか??

ズバリ!!「期待」と「余韻」です。

表紙の次の見返しは、その絵本の内容をイメージした色が使われているんです。

その色だけのページを見ることで子どもたちは、「どんなお話がはじまるんだろう?」と期待を膨らませ、ワクワクします。

そして読み終わった後の見返しで何も描かれていない色のページを見ることで、頭の中で絵本の内容を思い出し、整理して、楽しさや感動の余韻に浸るのです。

普段とばしてしまいがちな見返しですが、そこにもちゃんと作り手の思いが込められています。

子どもが小さいうちは、自分でめくることが楽しい時期もありますが、そういった時期と気持ちも大切にしてあげながら、

ゆっくりと語りかけるように、1ページ1ページをめくって読んであげ、しっかりと「見る」「見せる」ことも意識してください。

もちろん、表紙と裏表紙もしっかりと見せてあげましょう!!たのしい仕掛けがある絵本もありますよ。

絵本の読み聞かせは、子どもたちにとってとても大切なものです。

保育士さんはもちろん、

お父さん・お母さんの膝の上で。隣で。。。

素敵な親子の時間がたくさん生まれることを願います。

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コメント: 1
  • #1

    CPJ (水曜日, 28 4月 2021 22:09)

    絵本には作家さんの思いが沢山詰まってるんですね!表紙裏の色なんて気にした事なかった。知れてよかったです!TVやスマホ等映像で楽しむ子ども達!それもいいと思うが一方通行なのがもったいない。生の声を聞き、その時感じた事を話し合う。親子コミュニケーションをとるにはいい時間ですね!
    最近は読みながら寝ちゃうので子どもに怒られます�