では、昨日からの続き。。。
第60回全国保育問題研究会が先日オンラインで開催されたわけですが、
その中の特別公演が汐見先生と大宮先生の対談でした。
2018年に、保育所保育指針と幼稚園教育指導要領、認定こども園教育指導要領が改訂されたわけですが、
その検討会の座長を務めていたのが、汐見先生です。
東京大学の名誉教授で、NHKのすくすく子育てという番組でもおなじみです。
それで、その新保育指針のなかにある、「幼児期までに育って欲しい10の姿」。
私はこれを見た時に、子どもたちの個性や多様性、主体的で能動的な姿と言っているのに、
10の姿なんて指標のようなものをつくったら、その枠にとらわれてしまう保育が増えるなぁと思ったのですが、
そこの矛盾に、大宮先生が突っ込むというので楽しみにしておりました。
そして、驚愕の新事実!!
この「幼児期までに育って欲しい10の姿」、
実は、汐見先生はひとつもかかわっていないし、議論すらしてないそうです!!
「え~っ!!」「どいうこと?」
検討会では、指針や教育要領の中身については議論をしたが、10の姿はその内容を鑑みて、
厚労省と文科省の官僚がつくって発表したそうなんです。
汐見先生らは、もちろん「一つも議論してないじゃないか!!」と尋ねたらしいですが、
厚労省と文科省、義務教育とのすり合わせの結果、10の姿が生まれたそうです。
もちろん、汐見先生他、検討会の方々は望んでいなかったそうです。
続きはまた明日。。。
コメントをお書きください
タカアシ (水曜日, 07 7月 2021 07:46)
なんと!ビックリです…
ブログ主 (水曜日, 07 7月 2021 07:58)
タカアシさん ありがとうございます。
そうなんです。ビックリでしょ?
続きの記事にも、是非コメントで意見を聞かせてくださいね。