これ、うちの息子のマタンプシです。マタンプシというのは、アイヌの人々が額に巻いたハチマキのことです。ただのハチマキではなく、それには必ず美しいアイヌ文様が刺しゅうされています。アイヌ文様には、魔除けの意味があり、アイヌの人々は、悪い病気の神様や良くないものが体に入ってこないように、近寄ってこないように、着物の袖口・裾・背中・頭などに刺しゅうを施しました。頭を守るのが、マタンプシだったんですね。なので、アイヌ文様の刺しゅうは、必ず末端が尖っています。このトゲが、悪い神様を追い払うんですね。息子も保育園で、一針一針気持ちを込めて、最後の方は「まだぁ?」と疲れ果てながら、息子なりのアイヌ文様と刺しゅうを完成させました。保育園の3歳クラスです。でも、針と糸できます!!しっかりと大人がついてあげれば、できるんです。そういった環境を保証してくれる保育園の職員に感謝です!!ちなみに、布も藍の葉を育てて、藍染めにしたものですよ!!このマタンプシを絞めて、どんなオキクルミになるのかな・・・?銀のしずく降る降るまわりに・・・金のしずく降る降るまわりに・・・。
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