保育園のアイヌ文化の活動の中での一コマ。部屋の囲炉裏に「アペフチカムイ」という火の女神様を呼んでいるところです。トゥキという器に入ったトノト(酒)を、イクパスイというお酒をささげる棒で上げています。火は、人間の生活にとってかかせないものですよね。それは、今も昔も変わりません。アイヌのチセ(家)の中心には囲炉裏があり、アペフチカムイはいつもそこにいて、温かく私たちを守ってくれていました。家にまつわるカムイの中で最も尊いカムイです。それから、いつも家の真ん中にいてくれるので、家の中のことは何でも知っています。探し物は、アペフチに聞くと見つかったそうです。煙になって空に登っていく事もできるので、人間たちと天に住むカムイとのつなぎ役もしてくれていたそうです。アイヌ文化って深くて、面白い!!
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